第10章 最強タッグ(?)
「「…。」」
男2人の間に無言のやり取りがあった。
目線だけで言わんとしている事が読み取れているようだ。
その様子を息の荒い状態で見つめる。
その間数十秒、彼等の中で話は纏まったらしい。
「選手交代、ですね」
ニコッと愛香に笑いかけ彼女の背後に回り込む安室。
そして先程居た前方に沖矢の姿が見えた。
どうやら場所を入れ替えたみたいだ。
「お兄さんに譲っていただきました」
譲って、と言う割には言い方に刺々しさが残っているような気がしたがそんな些細な事を気にしている暇はない。
顔だけ安室の方を振り返る形で見つめる。
分かってる、そう言ってるかのように微笑む安室と目が合った。
安室に言葉をかけようとした途端、顔をグイっと前の方に戻される。
『お…にいちゃ…?』
「僕の方にも集中して下さいね」
そう言って細めた目からは優しさは感じられなかった。
ただ、俺を見てろ、そう目で言われているような感じがして思わず自身の秘部が反応した気がした。
『は…っ、ああぁっ…!!!』
沖矢の言葉に素直に『はい』と言おうとした瞬間。
待ちに待っていた快感が身体を貫き言葉にならなかった。
「イケナイ子ですね…余所見してはダメですよ」
背後から安室の声が聞こえる。
だが与えられた快感が強過ぎて、やっと待っていた快感を与えられた衝撃で達してしまい、身体がビクビクと言う事をきかない。
そして達した余韻で意識が朦朧としていた。
「おや…挿れただけでイッてしまうなんて…厭らしい身体ですね。
ですが、まだへばってもらっては困りますよ?
僕はまだ満足してませんから」
そう言って安室は愛香に挿入した自身をゆっくりと引き抜いていく。
『ま…まっ…て、せんぱ…っ。
今動かれたら…こわれちゃ…っ』
「いっそ壊れて僕のモノになってしまえばいい」
『ぇ…?…ぁっ、だ…ひゃあぁあっ!!!』
愛香の静止も虚しく安室は自身のモノを彼女の秘部に激しく打ち付ける。
先程達したばかりの秘部は締まりがよく自身のモノを離さんと絡みついてきた。