第10章 最強タッグ(?)
『んんっ…ぁ…』
くちゅ…と厭らしい音が静かな空間に良く響く。
1人の女が自虐をし、2人の男がそれを黙って見ている、なんとも異様な光景だろう。
動きがなかった2人だが、ついに行動をした。
「愛香…随分と1人遊びが上手になりましたね」
『ぅんっ…お兄ちゃんに教えてもらったから…。
でもっ…欲しいとこまで愛香の指じゃ届かないの…お兄ちゃんっ』
「おねだりの仕方は教えたでしょう?」
『っ…お兄ちゃん…。
お兄ちゃんの長い指で、愛香の奥までいじめてぇ…』
「仕方ないですね、少しだけですよ?」
そう言ってベッドへ近寄り四つん這いのままの彼女の後方へ腰掛ける。
張りの良いお尻にチュッとキスを繰り返しながら、ゆっくりと蜜を指に絡めて2本の指を沈めていった。
『ひやぁあっ…お兄ちゃんの指きたぁ…』
「愛香のココはトロトロなのに私の指をきゅうきゅう締め付けて…えっちな身体ですね」
『ぅんっ…愛香、えっちな子なのっ…だからもっともっとちょーだいっ』
「素直な子は好きですよ」
『あぁあっ…!』
二本の指はバラバラに動いたかと思いきや、激しく出し入れされたり、はたまた動きが緩くなったと思いきや、弱い所を擦られたりなど的確に彼女を絶頂へと追い込んで行く。
愛香は必死にシーツにしがみつき、快感に身を委ねていた。
もう少しで達しそう、そう喘ぎ声を上げていた時、ふと目の前に影がかかった。
目線を上にあげる。
『ぁ…透せん…ぱぃ…?』