第1章 *御幸一也 『手取り足取り』
貴方side
まずい、まずい、まずい。
急にベッドに連れられ、御幸が私の上に跨る。
これから起こることを想像すれば、だれでも冷や汗をかくだろう。
『落ち着こ、御幸。ね?』
そうやってなだめるも、目の前のこいつは、やめそうにない。
「ずっとしてなかったし、丁度いいだろ。」
そう言って、Tシャツの裾を首下まで捲られる。
鍵を閉めたのはこの為だったのか。
『ちょっと!やめ、、。』
抵抗もむなしく、下着越しに胸を揉まれる。
『んっ、やめ、御幸、!』
「やっぱ風呂上がりはブラ付けてないんだな。」
素肌との隔たりが薄いのか、どうしても感じてしまう。
されるがままはまずいので、押し返そうとするも、キャミソールをめくられる。
「なぁ、もし二人きりになってこんな事されたら、抵抗出来るかよ?」
確かに男と女の力では、差がありすぎる。
現に御幸に抵抗しきれていない。
『そうだけど、勉強教えてもらうだけ、あっ。』
直で揉まれ、胸の先端を摘まれる。
『だめ、御幸、ん!』
「な?抵抗出来ねぇだろ。」
そういう御幸に、納得する。次は気をつけよう。
それより、今はこれをどうするか、だ。