第2章 USJ
「ケロっ・・!」
船の近くにヴィランが向かってきていた。
船の周囲は固められている。どうし・・たらっ!!
「オールマイトを倒すすべがあるなら、僕たちのすることは
その企みを阻止すること。戦って、勝つこと・・!!」
出久くんの真っ直ぐな目に、光が灯っている。
勝つんだ・・・。私たち、4人で・・!!
「何が戦うだよ!馬鹿かよ!!オールマイトを殺せるかもしれねえ奴らなんだろ!?矛盾が生じてんぞ!緑谷!!ヒーローが助けに来てくれるまでおとなしくが得策に決まってらーー!!」
『・・・?ねぇ、出久くん。なんでヴィランは船に来ないんだろう?』
「・・たぶん、水中戦に持ち越したいからじゃないかな。
奴らは水中戦が得意分野だ。その中に僕たちが飛び込んでも勝てっこない。幸い、ヴィラン達に僕らの個性は分かってないみたいだ。」
「無視かよ?!」
「そうね・・。私の個性を詳しく言うわね。
跳躍、壁に貼り付ける、舌を伸ばせる最長20M、後は、胃袋を出して洗ったり、毒性の粘液といっても多少ピリッとする程度の分泌できる。」
「強いね。僕は超パワーだけど、使ったらバッキバキになる。諸刃の剣的なあれ・・。」
「おいらの個性は・・・・超くっつく。体調によっちゃあ1日たってもくっついたまま。もぎった傍から生えてくるけどもぎりすぎると血が出る。」
『わ、私は、魅了と摂取。
相手の心が動けば操れる。DNAを摂取すれば、個性をコピーできる』
「でい・・DNA!?ってことは、あんなとこやこんなとこの液体を・・・?!」
『・・・まぁ、そんな感じ・・・。言いたくないけど』
峰田くんが興奮しているのはなぜか分からないが、そっとしておく。