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今日も今日とて恋をする。【ヒロアカ】【逆ハー】

第1章 春


いつもよりも少し早起きして学校に向かう。
これなら朝から出久くんと勝己くんが喧嘩しないだろう!!!
そんなことを考えていたのだが

出てこない私に怒って勝己くんが玄関を壊したらどうしようとか
出てこない私のことを夜になっても出久くんが待っていたらどうしようとか
怖いような余計な不安が押し寄せてきた。

しーらない!!!!!!!!!!!!!!!


『・・あれ』

雄英の門にはたくさんの報道陣が押し寄せている。

何だあれは。

「あ!!そこのあなた!!」

『・・・・』

「え!!あなたよあなた!!!!そこの美少女!!!!」

マイクが顎に当たるんじゃないかというまでつけられてやっと気がついた。

『え!?わたしですか!?!!!』

「とっても可愛いわね!!!じゃなくて!!オールマイトの授業はどんな感じ?!」

『ええ?んー、マッスルマッスルって感じ!』

「全然分からない!もっと具体的にっ!!!」
「授業の妨げになるのでお引き取りください」

インタビューを受けていたはずの私は、相澤先生に引っ張られながら門の中へと入っていく。
『あ、相澤先生、おはようございます』
「・・おはよう。」
「っえ!小汚っ!!何なんですかあなた!」

「・・・・。」


彼のことを小汚いという報道陣に『べー』っと舌を出した。
「おい、やめとけ。そんな顔が全国に放送されたら嫁に行けなくなるぞ。」

『だって。相澤先生に小汚いとかいうの、失礼すぎる。』

頬を膨らますようにして怒る生徒。自分のために怒ってくれているのか。

『でも、嫁に行けなくなるのは困るなあ。』

うーん。と頭をひねる彼女の頭にポンッと手を置いて

「そんときゃ、俺がもらってやる。」

そう言って相澤先生は校内へと入っていった。
私はただ、呆然とするだけ
10秒後、やっと意味を理解して顔が赤くなるのが分かった。


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