第1章 春
「あっ、さっきの」
次に扉から入ってきたのは、つい先程もんの近くであった緑髪の人だった。
『あ、やっとお話してくれる?』
そう言って笑うと
「は、はぃイィ!!先程は失礼な態度ですみませんでしたァァ!!」
とブンブン頭を下げてくる。
そんなことしなくていいのに。
「僕、緑谷出久って言います!」
顔を赤くさせながら紹介してくれた彼を見て可愛らしくてつい笑ってしまった。
「君は、、、緑谷くん。君はあの時のテストで」
と飯田くんが話出そうとした時
「友達ごっこしたいならよそにいけ」
と力ない青虫が現れた。
『、、、大丈夫ですか?』
アオムシさんのあまりの顔の悪さにしゃがむと
「っ、お前は少し警戒しろ」
と言われてしまった。
なに?なに?と考えて数秒、自分がスカートであったことを思い出して沸騰したかのように顔に熱が集まった。
『や、わ、わたさやまかはわっっっ!!!!!!』
明らかに動揺した私を見て
「「「かわいい」」」
と微笑んだ数名と
「俺もアイツのスカートの中の楽園見てぇぇぇえ!」
と叫ぶブドウ野郎がいた。