第1章 春
「勝敗のシステムはどうなりますか?」
「ぶっ飛ばしても良いんすか」
「また相澤先生みたいな除籍とかあるんですか」
「分かれるとはどのような分かれ方をすればよろしいのですか」
「このマントヤバくない?」
「んんんんんん聖徳太子いいいい」
そしてオールマイトがカンペを見ながら説明をしてくれた。
ヴィランは核をヒーローにとられないように、ヒーローを捕まえるか
ヒ-ローはヴィランを捕まえるか、核を奪うか
そしてくじ引きでチームが分かれた。
「小日向少女はスペシャルコー-ス!!どのチームにはいるか決めても良いよ!」
『えっ、そんな、私優柔不断なのに・・・』
「ふーーむ。じゃぁ、とりあえず一試合見てる間に決めなさい。」
わあああああああああオールマイトに頭ポンしてもらったああああああああ!!!うわああああああ!!!!
心では大叫びする中、緩みそうになる口を押さえながら『はい・・・』と小さな返事をした。
1試合目は
出久くんお茶子ちゃんVS勝己くん飯田くん
普段から喧嘩のすごい二人だ。私利私欲が混じった喧嘩になるに違いない。
あぁ~。この試合、見たくない。
なんて、思いながらモニタールームに進んだ。
そして、4人の戦いが始まった。
がんばれ。頑張れ。4人とも。
出久とお茶子がビルに潜入した。
モニターを見ると、ドキドキしてしまう。
そこに勝己がとんできた。
爆発は出久にかすり顔半分のコスチュームは剥がれ落ちた。
「いきなり奇襲・・・」
「奇襲なんて男らしくねえ!」