第1章 春
私の個性は、2つある。
1つは、美貌
相手が容姿に目を奪われ、心が少しでも揺らげば相手を操ることが出来る。
もう1つは、摂取
相手のDNAを摂取することにより相手の個性をコピーすることが出来る。
コピーの時間は一日限り。
美貌に関しては、テストにおいて一切関係ない。
頼るのは、‘ 摂取’、、、だが
いきなり初対面のは人に
『血、舐めさせて?』ペロッ☆
なんてしたら死ぬ!!!!確実に死ぬ!!!その後の人生が!!!!
これから華やかなstudent high schoolを満喫しようとしていたのに、そんなことあんまりじゃないか。。。
とにかく。策を考えるんだ。策。
頭を巡らせろ。
「さらに向こうへ。Puls ultraさ。
全力で乗り越えてこい。」
うるせぇ。
挑発するような仕草の相澤にイラッとした。
こっちは必死で策考えてんだよ!入学早々除籍とかなってたまるか!!
本当ふざけんな!!!
「さて。デモンストレーションは終わり。こっからが本番だ。」
50m走
色んなヒーローの卵たちが、素敵な個性を使って50mを疾走していく。
私に、何が出来る。
DNA、は取れないしなぁ。、、
もう仕方ない、、、掛けてみるか。
ここから走れ。俺はゴール地点で待つ。
といった相澤にわざと近づいた。
ズッ
とつま先を地面に当てつけてふらついた
「おっと、」
『ご、ごめんなさいっ』
相澤先生に受け止められる形になった。
『き、気をつけます』
「そうした方がいい。」
上目を使って相澤を見ると、さっとゴール地点に向かって行ってしまった。
これに賭けるしかない。