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ブラコンとシスコンと公安そして時々FBI

第14章 謎解きの始まり



コナンといったかな?不思議な子供。まるで私を敵視して尋問する……そう、警察のような子。

とりあえず、この子を何とかしないと。

いくら路地裏とは言え、まだ近くにトランプのアジトがある。そんな危険なところに子供を置いていくには危険だ。

猫を抱えて歩く。

コナン君とは世間話をしながら歩いた。

「へえ。コナン君は小学生なんだ。それにしてはとても賢いんだね!」

コナン「そんなことないよ!それより、お姉さんは何歳なの?」

「女の子に歳を聞くなんてまだまだ子供ね。」

コナン「あ、ごめんなさい。」

「いいよ。あ、そろそろ表に出るよ。」

裏路地を抜けると、騒がしい街並みの音が耳に情報として入ってくる。

「ここまで来ればもう大丈夫かな?コナンくん。」

抱きかかえていた猫をコナンくんに渡す。

コナン「うん!ありがとう渚お姉さん!あ!昴さん!」

ん?

今なんて?

「昴さん?」

コナンくんが手を振る方に目を向けるとバイト先で出会った男がこちらに向かってくるではないか。

「……コナンくん。さらばだ!!」

私は昴……赤井秀一から逃げるために走り出す。コナンくんが何か言っているきがしたが今はそれどころではない。赤井さんに捕まったら確実に尋問コース。それだけは避けなければならない!

全力で赤井さんから逃げるが、情報屋としてしか動いてない私に逃走劇は数十分で終わった。

沖矢「探しましたよ?」

「……。」

赤井さんの表情はとても心配していた顔ではない。それはこれから尋問する顔だ。

コナン「どうして昴さんから逃げたの?」

ぐっ……。
コナンくん……まさか。

「グルだったのか。」

コナン「んー?なんのことー?」

確定。
あの時か!あの時連絡してもいいと言った時にか!!

「コナンくん君も嫌いな人の分類に入ったよ。」

沖矢「来ていただけますね?」

どうせYESしか受け付けないんだろう。
仕方ない。

「分かりました。何を言っても色々聞きたいんでしょ?」

赤井さんとコナンくんの顔を見る。

沖矢「えぇ。」

コナンくんも黙って頷く。
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