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ブラコンとシスコンと公安そして時々FBI

第2章 出会い



後をつけられていないか確認したあと自分の家に入る。

「はぁー!疲れたー。」

収穫はゼロではないが、厄介そうな人に目をつけられたものだ。

コンビニで買ったお酒を冷蔵庫にしまい、寝室の本棚を弄る。


「えっと……。」


カチッ

本棚は横にスライドすれば厳重な扉が姿を現す。


「一軒家ってこうして改造が出来るからいいよね!こう、秘密基地みたいで!」

ひとりでにはしゃぎながら、玄関の鍵を閉め忘れていないことを思い出してから、暗証番号と指紋、虹彩認証を壁の取り付け画面に読み込ませるとその扉の向こうへ入っていった。


ここは私が独自で作った部屋。
兄を見つけるため、そして兄の依頼をこなすために作った部屋。


部屋に入ると多数のモニター、パソコン、山積みの資料が視界に入る

「たまには掃除しないとなー。」

床に散らばった資料を拾いながら、椅子に座りパソコンと向かい合う。


「確か……安室透……。」


カタカタとキーボードを打ち鳴らす。


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「あー!!なんも無しか!」

バタと机の上に突っ伏する。

「偽名かー。そりゃそうだよなー。でも、あの反応だったら兄のことをしっているのは確実。まずはそこから探ってみるかー。」

私はもう一度パソコンと向き合った。



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安室「いらっしゃいコナン君」

コナン「どうしたの安室さん。急に呼び出して。」

安室「ちょっと気になることがあってね。」

コナンは学校帰り、安室にメールで呼び出されポアロに寄った。カウンター席の端に座るとアイスコーヒーを注文した。

コナン「安室さんが気になるってことは……。」

安室「そう、あの組織のことについてさ。」

コナン「!何かわかったの?!」

コナンは身を乗り出してハッとする。周囲を見渡すも店内は2人だけ。少しだけホッとすると椅子に座り直す。

安室「いや、わかったと言うより……。ジンにそっくりな女の子が来たんだ。」

コナン「え?!」

安室「その子の名前は渚。挨拶をしたが、渚とだけしか名乗らなかった。そして、僕が付けた盗聴器も見つかってしまってね。容姿は銀髪のロング、身長は150センチくらいだな、瞳は紫色。あぁ、右耳に銀のピアスをつけていたよ。」




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