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ブラコンとシスコンと公安そして時々FBI

第8章 日常1



えぇ……。まさか夜だけでなく昼のカフェの時間でも名刺とかやめてよね……。

沖矢「霧島さんですよね?」

私は服の内側に忍ばせていた拳銃を沖矢さんの額に押し当てる。

「どこでその情報を知ったかはしれないけれど何が目的?」

沖矢「コーヒーを飲みに来ただけですよ。」

「私の本名を知っているということは一般人ではないということだけど。」

彼はコーヒーを飲むと目を開いて言った。
"さすが情報屋の娘さんだ。"と……。

「!?」

どこでその情報を……。
いや、その情報は確かに私とジンにぃで消したはず!もし、仮に知っている人がいるとするなら……。

スペードのエース!

まさか……。いや、それしかない。
有り得ない。そいつが情報を流して……。!私やジンを探してる?!そうなればここに居るのも時間の問題ってところなのかな。いや……、まだカラスが壊滅していない以上奴らは手を出しては来ない。もし……カラスが壊滅したら、その時ね。私を手に入れようとするのは。

「それ以上喋らないで。どこで誰が何を聞いてるかわからないのだから。」

私は拳銃を服の内側にしまう。

「どこまで知ってるかは知らないけれど、死にたくないのなら私について調べるのはやめておく事ね。カラスよりもタチの悪い連中がいるから。それから、その情報を漏らした場合私が貴方を殺すことになるから。ねぇ、赤井秀一さん?」

彼は驚いた表情をすれば獲物を狩るような目付きでホォーっと呟いた。

「知らないとでも思った?最初は半信半疑だったけど、貴方が目を開いた時に確信したわ。目の色、目つき、機械混じりの声。まぁ、普通の人なら分からないでしょうけど。」

赤井「さすがジンの妹といったところか。」

「ジンの荷物になるぐらいなら死んだ方がマシよ。だから、私からジンの情報を漏らすことはないわ。」

どこまで私たちのことを知っているのか。ジンにぃと私の秘密さえも知っているような予感がする。いや、あのことは81と72……"闇"のなかなのだから。こいつだけは要注意ね、降谷零よりも。

赤井「そこでだ。」

赤井さんは首元を触ると声が変わった。

赤井「君を保護するためにFBIに入らないか。」

「は?」

え?FBI?!!
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