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それはやっぱり君でした。
第1章 ココロ。
そんなわけないよ。
そんなわけない....
『あ。』
彼が小さく声をあげる。
彼の視線の先には
私の大好きなアイドルグループ、
『嵐』のストラップ。
カバンにつけてたはずなのに、
落としちゃったんだ。
『嵐、好きなんですか?』
彼が少し笑いながら言う。
「...はい。」
声が震えた。
彼が私のバックに
ストラップを器用に付け直す。
『落としたら嵐さん泣いちゃいますよ?』
にやっと笑いながら彼は言う。
ああ。この笑い方。
彼は、私がずっと好きな、
二宮和也だ。
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