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それはやっぱり君でした。

第3章 交わっては、いけない。


*のどかside


二宮くんは
ブラックのコーヒーを
まるでお水飲んでるみたいに
ごくごく飲んだ。


やっぱり、
私なんかじゃ足元にも及ばない。



二宮くんは、あまりにも大人だ。

13歳差って、結構大きいな...




二宮くんはやっぱり華奢だ。

でも着ている白シャツが
女のコとは全然違う男らしい肩を
強調させている。


無造作に開けられた
2つのボタンの隙間からは
きれいな鎖骨が見え隠れする。



そこからは
大人の男の余裕とか色気とか
全部滲み出てる。




くしゃっとまくられたシャツから
伸びる細くて白い腕は
ただ細くて白いだけじゃなくて
しなやかに筋肉がついてて。



私の心臓はバクバクと音をたてる。








私、どうしちゃったんだろう。

今までは二宮くんの
写真とか見るたびに
「かっこいいーっ!」って
叫んでたのに。




いざ目の前に彼がくると
あまりにも男らしく
あまりにもかっこよく
あまりにも大人な二宮和也がいて。


全然、彼のこと知らなかったんだ。




『どうかしました?
なんかさっきからぼーっと
してますけど。』




「ふぇっ?!」



あ...突然話しかけられて
変な声が出ちゃったし...(笑)




二宮くんが顔に手を当てながら
くくくって笑った。


『ふぇってなに?ふぇって(笑)』


「もおー!
忘れてください!(笑)」



こんなふうに、
笑いあえるなんて。

まだまだやっぱり信じられない。


だって。
あの大好きな二宮くんが。



私の部屋でコーヒー飲んで
私と会話してるなんて。


彼は一点を見つめていた。
その横顔はとてもきれいで。




夢でも見てるのかな....




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