第2章 消えぬ思い
雅「ニノが寝ちゃったあと
はるなちゃん、
最近ニノの様子が変だから
どうしたんだろうって
考えてたんだって。」
焦りが止まらなくなる。
相葉さんの厚い唇が開くたびに
不安が募っていく。
雅「そしたらニノが寝ぼけて
はるなちゃんのこと抱きしめて」
ここで相葉さんが一瞬口をつぐんだ。
俺、どうすればいい?
雅「のどかって.....言ったんだよ。
それも一回じゃなくて
なんども。なんども。」
ああ。
そうなのか。
聞く前より、冷静になれた。
俺、はるなをすげー
傷つけたってわけだな。
それで俺は、
心の奥底で、ずっとあの子を
求めているのか。
雅「ねえ、なんでそんな涼しい顔していられんの?自分のしたことわかってる?はるなちゃんの気持ち...わかってんの?」
「わかってないわけねーだろっ」
わかってるよ....