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それはやっぱり君でした。

第2章 消えぬ思い


雅「はるなちゃん、
ニノには内緒にしとくって
言ってたんだけど、
はるなちゃんが傷つくの、
黙って見てらんないから....」




そういうことね。


相葉さん。





それは、怒りますよね。

俺だったら
そんなことしないのにって。



「のどかってコとは、
一回、色々あって話した。
それっきりだよ。」



雅「じゃあ、
なんでその子の名前を...」




それがわかってたら
俺、こんな悩んでねーよ。



そうだろ?




「はるなのこと、俺はすきですよ。」



雅「...は?」




そう言って、俺はどうしたいんだ?




まだ、はるなを
とどめておこうとしてるのか?


利用するつもりなのか?




雅「これ以上はるなちゃんを傷つけるようなら俺、黙って見てられないよ?」




はるな、気づけよ....

俺なんかより、相葉さんのほうが
絶対幸せになれる。





「わかってるよ。」





こう、言うのがやっとだった。


ほんとはわかってるよ。

俺が誰に会いたいかってことくらい。



誰を求めてるかって、
ことくらい。



たとえ望んでいなくても、
出会ってしまうことなんて
きっとこの世にたくさんある。



でも俺には
はるなを幸せにするっていう
使命もある。


でもこれ以上一緒にいたら
また、今回みたいなことが
起こってしまうかもしれない。



でも、いつも浮かんでくるのは
誰の顔だ?








そんなの全部、わかってる。










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