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それはやっぱり君でした。

第2章 消えぬ思い


*和也side


俺の気持ちがどうなっていようが
人生は止まらないわけで。


まあ、今日は5人で仕事だから
少し気が楽だ。


楽屋に行くともう全員集まっていた。


雅「おー!ニノ!久しぶりー!!」



相葉さんのこの言葉につづいて
みんなが口々に俺を出迎えてくれる。


俺の大切な、仲間。



俺はいつもの席に座る。


潤「ニノ、なんか顔疲れてない?」


ぎくっ

潤くんには
いつも痛いところをつかれる。



「そんなことないですよ?」



俺は冷静に答えた。





智「昨日はるなちゃんといちゃいちゃしてたんじゃないの〜?(笑)」



大野さん。
それはだめですって(笑)



翔「うわー、ニノ、
やりよるなー(笑)」



「翔ちゃんまで?!(笑)」




楽屋にみんなの笑い声が響いた。


こんな風に笑って
あの子のこと話せる日が
来るのだろうか。





『嵐さん、お願いしまーす』


さあ、気合入れるか。



雅「ニノ」


行こうとすると相葉さんに
呼び止められた。


「はい?」




雅「今日の夜、一杯どお?」


相葉さんが
ビールを飲む仕草をしながら
おどけて言う。


「や、ちょっとごめんなさい。
相葉さんと飲むのは
ちょっと....(笑)」



雅「おい!なんでそういうこと
いうんだよ、
このやろっ!!(笑)」


相葉さんが俺に向かって突進してくる。



「わかったってば!嘘ですよ!」



雅「素直になればいいのにっ!」


















素直に、なればいい。








何気なく言われた言葉が
胸の奥に刺さって、取れない。

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