第2章 夏菫《幸村精市 R18》
「ぁ、んンッ、せ、いち…っ」
露わになったふくよかな双丘を焦らすように指先で撫ぜる。幸村はぷっくりと存在を主張する突起には触れず、耳を甘噛みしてはの嬌声を楽しんでいた。
調理台に手を付き、後ろから好き放題されているは堪らず体を捩り苦悶の表情を浮かべる。そんなの顎を引き寄せて、唇を塞ぎ、口腔内までも幸村が征服する。
「んっ、ふ…もぅやぁ…」
「ふふ、物欲しそうな顔をしているね」
「だ、誰のせい…っ」
「もしかして俺のせいかい?」
思わず見惚れてしまいそうな程の綺麗な笑みを浮かべて、ご褒美と言わんばかりに胸の頂きに手を伸ばし、強弱をつけながら赤く熟れた突起を弄ぶ。
「あぁ、ん…っ!…は、ぁ」
ビクンッと肩を震わせ、制御のきかない身体が無意識の内に幸村の下半身へと刺激をねだるように揺れた。
「こっちも欲しくてたまらないって感じだね」
が感じる度にゆらゆらと揺れるスカートの裾を捲りあげてピンク色の愛らしい下着を露わにすると、秘部へと手を伸ばす。くちゅりといかにもな水音がの耳にも届いた。
「へぇ、本当にえっちだね、さん」
そうやっての羞恥心を煽れば煽るほど、蜜はとろりとろりと中から溢れ出てくる。
「ふぁ、んん…っ!この、しょう、わ、る…」
耳まで真っ赤になったの憎まれ口などどこ吹く風で、下着の隙間から中を解すようにゆっくりと指の抽送を繰り返す。ザラつく粘膜を執拗に擦りあげると太ももを愛液が伝い落ち、その様子に指を引き抜いて自身の熱が溜まった性器をそっと宛てがう。
抗えない期待がの瞳に宿ったのを幸村は見逃さない。蜜を潤滑油代わりにずぷりと先端からゆっくりと挿入し、の快感を引き出す。
「はぁぁ、あっ、あ、んん…」
「ん、もっと俺の事、欲しがって?」
奥までぴったりと挿入すると、身体を弓なりに反らすの腰を支えて、腰を打ち付ける。次第にペースをあげてが上りつめるように手助けしてあげると程無くして一度目の絶頂を迎えた。
「ぁ!ぁあ、だめッ、イったばっかり…なのに!」
しかしそこで終わるはずも無く、の身体を反転させて向き合う形になると、自身が果てるまで再び抽送を再開した。