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短編《テニスの王子様 R18》

第1章 ヘリオトロープ 《切原赤也 R18》


「あ、赤也くん、す、ストップです、あの、待って、待ってください…」

キスから解放されると、真っ赤になってパンク寸前のは縋るように赤也に抱き着いて処理しきれない情報を必死に整理しようとしていた。

「は、恥ずかしくて、死んじゃいそうです…」
「待てない、なぁ、もっと恥ずかしくなる事、してもイイ?」

返事を待つよりも早く赤也の手が健康的で無防備な太ももに伸び、すりっと瑞々しい肌を撫でる。

「ぁあ、っふ、ぅ…」

たったそれだけの刺激でもは身体をビクリと震わせた。スカートをまくりあげ露わになった日に焼けていない太ももは暗い室内では眩しくすら感じられる。は拒絶も承諾も出来ないまま、ゾクゾクとせり上がってくる快感を発散させるように浅く呼吸を繰り返しては嬌声を漏らした。

「ぁあ、だめ、ぁ、赤也くん…っ!」

が一際甘い声を発したのは、赤也の手がスカートの更に奥、ショーツに触れた時だった。

既に蜜が溢れるほどの秘部は濡れていた。
それがショーツに染みをつくり、上から指で触れるとくちゅっと水音をたてての羞恥心を一層刺激した。

「?何でこんなに濡れてンの?」
「ひぁ…っ、わかんな、んゃあッ!」

ショーツの隙間から直に秘部へと触れるとぬるりとした温かい蜜が指に絡みつき、滑りをよくする。
着衣のまま今まで誰にも触れられたことの無い秘部だけを集中的に責められ、陰核を弾かれ、の限界は目前だった。

「ぁあんん、赤也くん、なんかキちゃう、だめ、変にな…る…っぞわぞわするよ…あぁぁあっ!!」

解すように指をゆっくりと挿入し、ザラついた粘膜を指の腹で刺激してやる。次第に慣れてくると指を二本に増やし、太ももが愛液で濡れる様を眺めてはゴクリと唾液を飲み下した。抽送のスピードを上げてやるとぎゅぅっと赤也のウェアを握ったままは呆気なく初めての絶頂を迎えた。

「ん、んん…っ!」

くったりと力無く横たわるを抱き寄せ、赤也は睫毛を伏せたままの彼女にキスを落とす。

そのまま行為を続ける事もできたが、流石にゴムも無しにと言うのはダメだろう。こんな予定では無かったのに、つい歯止めが利かず押し切ってしまった事に今更ながら罪悪感がむくむくと芽生え始めてきた。

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