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Anglekam【ONE PIECE】

第9章 Calendula


幸い祭り期間中で大量に商品を作る必要があったので自分の予想の倍以上はお店のおじさんに納品してる。

彼は明日帰ってくるのであと1日だけ耐えれば...


「......もうやだ」

と思いたいけど弱音は出てしまう。

「...寂しいよ...ロシー...」


彼に会いたい。
彼と話したい
彼にぎゅっとしてほしい
彼に...


「......うぅ、ぇ...」
彼の事を考えると涙が出てしまう。
泣くなと思えば思うほど涙が出てしまう。
泣き止めとゴシゴシ目を擦ってた時




「そんなに擦ったら赤くなるぞ...」
言葉と共に後ろから抱きしめられ、目を擦ってた手を取られる。

どうして彼の声が聞こえる?
どうして彼の温もりがある?

「ゆ、夢...?」
「違う、現実だ。ただいま...」

私は彼に正面を向けられるとぎゅっと抱きしめられる。
欲しかった温もりと彼の匂い

「うぇ...おか、えりぃ...うわぁぁん!!」
「よしよし」

声を上げて泣いてしまう私を彼が優しく頭を撫でてくれる。
それが嬉しくて、嬉しくて涙がどんどん溢れる。
しばらく泣いていたら彼が私の顎を上に向けた。そして...

「ん...っ」

触れるだけの優しいキス。



でも、足りない。
もっと
もっと
私は彼の頬があるだろう場所に手を伸ばした。
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