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Anglekam【ONE PIECE】

第2章 Carolina jasmine


「リオ」


俺が彼女の名前を呼ぶと顔を赤らめ、うーっと唸る。
非常に可愛い。
彼女は俺の頼みごとに弱いことは知っている。
優しい彼女だからだ。
俺はそれに甘えて色々言ってしまう。

「ロシナンテさんじゃ…ダメですか…?」
困った表情で首を傾げる彼女が可愛くて思わず了承しかけたが
「ダメ」

ここは心を鬼にしつつ、彼女の可愛い反応を楽しみたい。




「え、えっと…ろ、ロシー?」
「もう一回」
「ロシー…」




あぁ、こんなに嬉しいのか。
この愛称は今後、彼女だけに呼ばれたい。
いや呼ばせない。
俺は目の前にいる愛おしい彼女の唇にキスを落とす。

「んっ…」
盲目の彼女は突然の口づけに身体を跳ねさせる。
なんて可愛いんだろう。
なんて愛おしいんだろう。





俺は唇を離し、彼女の頭を撫でる。
「ありがとう、リオ」
優しくそう言うと、彼女は優しく微笑んだ。
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