第40章 断ち切れた過去への想い
「俺は今お前の過去を捨てた!これでお前を縛る物はなくなったはずだ。もうお前は過去に罪悪感を感じる必要はない!過去の人間に縋らなくていい!俺は誰かに殺されたりしない!俺を愛してもお前のせいで俺が死ぬ事はない!全てのお前を縛る物を捨てて...諦めて俺を愛せ!!」
「...リヴァイ...リヴァイリヴァイリヴァイ!!」
私は想いをぶつけるように目の前のリヴァイに抱きつき泣いていた。
そんなひたすら泣き続ける私をリヴァイは抱きしめ続けてくれていた。
その姿は人に心を開かず、弱みを見せない完璧なミラではなく、とても人間くさい姿にリヴァイには見えた。