第45章 女型捕獲作戦

そして、女型捕獲作戦当日。

幹部達が団長室に集まって作戦の最終確認作業をしていた。
「皆、作戦は全て把握してるな？準備を急げ！」
「了解！！」
幹部達が準備に出ていく中、リヴァイだけがその場に残った。
「ミラ...分かってると思うが、俺達はいつ何時死ぬか分からねぇ。俺とお前は確かに他の奴らと比べれば強ぇ。だがどんなに強い奴でも死ぬ時は死ぬ。俺は絶対死なねぇとは言いきれないが生きて帰ると誓わせてくれ。そしてお前も必ず生きて帰ると俺に誓え。」
「当たり前だ。それに私達はそんなに柔じゃない」
「ああ。そうだな」
そんな会話をして私達は任務に出た。
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「作戦が上手く行けばここを女型が通るはずだ」
「ああ。皆、気を引き締めていけ」
「は！！」
そして捕獲装置を設置した場所で女型が来るまで待つ。
「煙弾！！女型が来るぞ！！各自装置の準備だ！」
ドスッドスッ！
「来たぞ、撃てー！！」
動きが止まったようだ...無事に女型の巨人を捕獲できたらしい...

「よくこのポイントまで誘導してくれた」
「ああ、後列の班が命を賭して戦ってくれたおかげだ」
「そうか」
「彼らのおかげで、コイツのうなじの中にいる奴と会える。中で小便もらしてねぇといいんだが」
グワアアアギャアアアア！！
その時、とてつもない音が女型から発せられた。
「てめぇ...びっくりしたじゃねぇか」
「エルヴィン、臭うぞ」
「方角は？」
「全方位から多数、同時に！」
「オイ、てめぇ...さっき何かしやがったな？」
「全方位から巨人出現！！」
「戦闘開始！女型の巨人を死守せよ！」
私達はエルヴィンの指示に従い、女型を取り囲む巨人達を削いでいく。
倒しても倒しても次から次へと巨人がやってくる。キリがない！
「総員！撤退！」
その声で私達は戦闘を止める。
「まさか、自分ごと巨人に食わせて情報を抹消するとは...」

「エルヴィン、俺はエレンの所に向かう」
「まだ女型が巨人達に食われ尽くしたという確証はない！私もリヴァイとエレンのもとに向かう」
「分かった」