第18章 そ、う、じ!!
「ミラ、お前はこの部屋をやれ。俺は掃除の仕方がなってないエレンを指導してくる。終わったら呼べ」
「分かった。」
何故私は掃除をしてるんだ?あいつの潔癖にも呆れたもんだ。
まあ、でもやらない事には私の仕事も出来ないからな。やるしかないか...
.
.
.
そして掃除を終わしリヴァイを呼ぶ
「リヴァイー!終わったぞー!」
「...何だこれは...どういう事だ...?」
「何だよ。何か文句あんのか?」
「お前...掃除まで完璧に出来んのかよ...今まで掃除を指導して来た奴でこの短時間でここまで完璧にできた奴はいなかったぞ...お前どこまで完璧超人なんだよ...」
「というか、お前の掃除を見て覚えたんだが。任務関係でたまにお前の部屋に行くとお前の掃除してる瞬間に遭遇する事があったからな」
「は?俺はお前が来た時は長々と掃除を続けてなかったはずだが?そんな数分で俺の手順を覚えたって事か?」
「いや、お前の掃除の手順というより掃除に使っている物を見てたんだ。掃除への拘りが異常なお前の事だ。掃除に使う道具も普通じゃなかったからな。」
「成程流石の観察眼だな...だとしてもここまで完璧にできる奴なんていないぞ?お前本当に末恐ろしいな...俺はたまにお前が自分と同じ人間には思えねー時があるよ」
「どういう事だそれ?褒めてんのか?貶してんのか?」
「褒めてんだよ」
わしゃわしゃ
リヴァイがミラの頭を撫でる
「おい、だから私はお前の上官で副団長だって言ってるだろうが!何だその扱いは!」
「ふっ、今更上司だの部下だの言う関係でもねえって言っただろ?」
.
.
.
このやり取りを影で見ていたリヴァイ班の兵士達
「おい、兵長が笑ってるぞ」
「本当だ。眉間に皺のない兵長初めて見た」
「ていうか、副団長掃除一発OKされてなかったか?」
「あの潔癖兵長に一発OKもらう副団長ってやっぱりあの人バケモンだな。普段の完璧ぶりからして」