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【⠀進撃】完全無欠と人類最強【リヴァイ⠀】

第14章 お互いの気持ち


「これからはお互い上司と部下だけの関係じゃねぇ。お前が辛い時は俺を頼れ。いいな。」

「分かった。これからは副団長としてではなく1人の人間としてお前と歩んで行こう」
この時私の中で何かが壊れた気がした。
こいつを...リヴァイを信じてみてもいいのかと...
閉ざしていた感情が流れ出て来たような...
...と同時に涙が頬を伝ってきた

「?...涙?...人前で泣いたのなんて何年ぶりだろうな...やばい、これ止まりそうにねぇ...」

「!?おい泣くな!...だが安心した。お前が涙も流さないくらい完璧人間でなくて」
そう言ってリヴァイは私の涙を拭い、頭を撫でて来た。

ドキッ...
何だこの感覚?胸が痛いような...それに何か緊張してきた...
「おい、どうした?顔赤いぞ?熱でもあんのか?」
リヴァイが私の顔に自分の顔を近づけて来る。いやいやいやいや、近い!額同士をくっつけて熱があるか確認しているらしい。がいつまで経っても額が離れる気配がない。それに口元をすごい見られてる気がする...
数分くらい経ったかやっとリヴァイの顔が離れた。
「熱はねーみたいだな。とりあえず疲れただろ?ゆっくり休め」
わしゃわしゃ
リヴァイは私の頭を撫でて部屋を出て行った。

リヴァイがいなくなってから私は撫でられた頭にリヴァイの手の温かさを暫く感じていた。
.
.
.
俺はミラの部屋を出た後自分の部屋に戻った。
これであいつは俺を頼ってくれるようになるか?もっと俺に弱みを見せて欲しい、もっと俺を必要として欲しい。そんな事を考えていた。
...俺はこんなだったか?こんなに他人に執着するような?
何なんだこの感情は...
最初はあいつが完璧人間すぎる事に違和感を覚えた事から興味を持っただけだった。いつの間にか毎日あいつを目で追う日々を過ごしていた。何故今こんな気持ちになっている?何故さっきあいつの心を開くのに必死になっていた?あいつの頭を撫で、抱きしめ、キスまでしようとした...
俺はずっと前からあいつの事が好きだったんだ...
自分の気持ちには気付いたが、あいつは俺の事部下から仲間や友達くらいにしか意識変わってないだろうな。
さて、どうやって俺の事を意識させるかな...
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