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おそ松さん〜僕らの甘いお姫様〜

第1章 はじめましてからのきっかけ


主人公side

(冷静に考えてみれば、男性を家に呼んだの初めてかもなぁ…)

カフェを出て、コンビニでおつまみや缶チューハイなどを買いいざ家に着いてからふと日永祈は思った

一「え、家って…ここ?」
「うん、一応両親もいるんだけど2人とも海外勤務だから、ほぼ一人暮らしだよ?だから、気にしなくていいよ?」

日永祈の両親は、昔から海外への出張が多く彼女が成人したと同時に海外勤務に切り替えたのだ
その為、年末年始ぐらいしか顔を合わせることはない


一松は口をあんぐりして固まっている
とりあえず中へと案内し、自分は買ってきたおつまみを準備しにキッチンへ向かった




リビングに戻ると、ソファ…ではなくその横に体育座りしている彼がいた

「え…い、一松くん?なんでそんな隅っこ…?」
一「い、いや…ありえないでしょ、ゴミがソファ使うとか…」

暗いオーラを放っている彼だが、今日だけで慣れたせいか思わず笑ってしまう

「ソファさんも一松くんに座って欲しいーって言ってるよ?それにおつまみの準備も出来たからお喋りしよーよ?」

ぽんぽんとソファへ促す

一「……」ススス

無言のまま、ソファへ座ってくれた



缶チューハイを開けながら他愛のない話をしていると、流石に酔ってきた感覚になってきた

一「だ、大丈夫…?顔、赤い…」
「うーん、ちょっとペース早かったかもぉー」
少し呂律が回らない


一「…あのさ、もう無理限界。流石にこんなゴミクズでも勘違いするよ…」
「へ…?」

ほぼ目を合わせてくれなかった彼が真っ直ぐに見つめてきた

(ドキッ////)

一「こんなクソクズの燃えないゴミに言われても気持ち悪いだろうけど、ずっとアンタの事見てたわけ。この意味分かる?そんな奴を家にノコノコ呼ぶってことは、その、そ、その気になっていいですよね?」

なぜか敬語になる一松

「え…そ、そんな、あの///」
一「ヒヒっ…いーね、その困惑してる顔…あ、嫌だったら殴っていい。なんなら蹴り飛ばしてくれていいけど…」

「えっと、い、一松くん酔ってる…?///」
一「……そんな風に見える?」グイッ

「っ!!??////」
至近距離になった一松の顔に心臓がドキドキしてうるさい


(ど、どうしよう…一松くん、本気…なの?)




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