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おそ松さん〜僕らの甘いお姫様〜

第1章 はじめましてからのきっかけ


主人公side



数日後、助けてくれた紫パーカーさん…一松さんと待ち合わせしてる為日永祈は支度を急いでいた


「えーと…あたしからのお礼と、オーナーから預かったものと…忘れ物はない!あ、そろそろ出ないとっ」

パタンと扉を閉め彼と待ち合わせしているカフェへと急いだ










お店に着き店内を見渡すが彼の姿がなく、ふと外を見れば紫色の服の男性が見えた


遠くから見ててもわかるぐらい落ち着かない様子

(やばい、待たせすぎちゃったかな…)
申し訳ないと思いつつ彼の席へと向かった


「ごめんなさい、お待たせしちゃって…!」
一「…う…っ!?///」


声をかけた途端、篭る彼
それでも待っていないと言ってくれ安堵する

(あ、オレンジジュース飲んでたんだ、可愛い)
ふと彼の飲みかけを見てそんなことを思った





「あの、改めてこの間は助けて頂いてありがとうごさいます」
ぺこりと頭を下げて先日のお礼を述べる

一「いや…たまたま、なんで…その……///」

そんなに謙遜しなくてもいいのに言った後、持ってきた紙袋から中身を渡す


一つは自分が働いているカフェのケーキの詰め合わせ
もう一つはオーナーから渡すように頼まれたものである事を伝え彼も受け取ってくれた

(よかった、受け取ってもらえて…あっ)

「そういえば、松野さんっていつもお店の前通ってますよね?」

ブフォォオオオオ!!

「わぁ!だ、大丈夫ですか?」

何か変なことでも聞いてしまっただろうか?
急に飲んでいたオレンジジュースを勢いよく吹き出してしまった


彼はなんでそれを…とも言いたそうな顔で見てくるので

いつも紫色のパーカーで通っていたし、職業柄覚えちゃうんですと伝えると真っ赤になってしまった



それから、お互いの事を色々と話してた
なんと彼には兄弟がいて、しかも六つ子であるという
近所では有名?らしいがあたしは見たことがない

また彼の趣味?は猫らしく、あそこの路地裏にご飯をあげにいつも行っていたらしい

あたしも甘い物が大好きで、特に働いているカフェのマスターが作るケーキが絶品で働かせてもらっているんだと話した

またあたし達は同い年ということも分かりなんとなく打ち解けていった


気がつけば辺りは茜色に染まりつつあった
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