• テキストサイズ

~貴方とずっと~ 私的【イケメン戦国】

第10章 実家


「“連れて行く”んじゃ、ありません。私は私の意思で信玄様の時代に行くことを望んでいるんです」

「あぁ。そうだなきょうこ、ありがとう」

「ふふ、お礼は無事に戻ってからにしましょう!それよりも、ケーキ、買いに行きますか?」

「あぁ!行ってみよう!」


私達は人気のお店に行くと、そこはカフェも併設されていて、少し並んでからテーブルに案内された。


すると信玄様が、次々と色んなケーキを頼み出した!


「ち、ちょっとまって下さい!そんなに食べれませんよ!?」

「少しずつ味見すればいいじゃないか。城の食事もそうだろ?」

って、お殿様に出す食事のお毒見と一緒にしてる!?

「だ、大丈夫ですよ!そんなに心配しなくてもっ!」

「だが……」

「食べれる分だけにしましょう!ね!」

「そうか?じゃあ、俺は……いちごのしょーとけーき、もんぶらん、ちーずけーき、にしよう」

……そうか、それでも3つか……

「じ、じゃあ!それを分けて食べましょう。そんなに食べちゃうと、私が幸村に怒られちゃいますよ」

「……そうか、分けるのか……なら、この無花果のたるともお願いしよう。
 いや、すまない。きょうこが食べたい物も頼もう」

「えっ!?いやもう十分ですよ!私の好きな物ばかりですし」

それより全部一人で食べるつもりだったのか……
本気の甘党って凄いな……

でも……


「元気になって、美味しく食べれるって、本当に幸せですよね」

「あぁ!それにきょうこが傍にいるからなー。こんな幸せはなことはないなー」

ニコッと頬笑む信玄様は、やっぱり大人で……でも、時々凄く可愛くて……


愛する人が傍にいる。


それって本当に凄い事なんだなーって。


それを明日、私の両親に伝えよう。
この気持ちさえあれば大丈夫。


私と信玄様が幸せなら、きっと伝わる。



だって私は……



たくさんの愛をお父さん、お母さんから貰ったんだから……







/ 152ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp