• テキストサイズ

~貴方とずっと~ 私的【イケメン戦国】

第8章 愛馬


三人で食べる豪華な夕食。

こちらに来てからの話や、戦国時代の話をたくさんしながら食事を楽しんだ。

やっぱりまだアルコールは禁止の信玄様。

「ここの酒も飲んでみたかったなぁ」

なんて言いながら、今日、包装した信玄餅を食べている。

甘い物は、別腹なんだろうな……
食事は豪勢なだけじゃなく、量もなかなか凄くて……
食後のデザートだって、果物だけじゃなく、上品な和菓子も添えられていたのに……

「もうすっかり元の体調ですね」

「いやいや、前よりも元気になったからか、食事が旨くてなー」

「ここの地酒を買って帰りましょう。謙信様に持って帰れるかな」

佐助君が提案すると

「そうだな!帰ってから、皆で飲むのもまた良しだ!」

「ふふ、そうですね……」



なんて、返事をしたのは……
かろうじて覚えている……ん、、、


だけど……


ゆらゆら、ゆらゆら……


「きょうこが、舟を漕ぎだしたな……」

「隣の部屋が寝室でしたっけ?」

「あぁ。“べっど”に畳にと、部屋も豪勢だ」

「信玄様には特に豪勢でも、ないでしょう?」

「いや、そんなことはないぞー。帰ればまた、一から国を立て直さないといけないしな」

「ですね。でも、楽しみで仕方ない、って顔をされていますよ」

「ははっ。佐助には敵わないな。
 ところで、佐助……

 ここで少し、国に帰ってからの話をしてもいいか?」

「もちろんです」




/ 152ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp