第6章 求婚
私の横にいた、メイクをしてくれたスタッフさんも
「ご主人様……モデルじゃないですよね……?」
わーーー!ポーーーッとなって見ている!!!
本職の人でも同じ事を思うんだっ!!!
「ち、違います……でも、、、カッコいいですよね……?」
「ええ、本当に!素敵なカップルですよっ!!!」
その言葉に私も笑顔になる。
「ありがとうございます!」
「素敵な日にしましょうね!」
「はい!」
「きょうこ」
信玄様が私の近くまで迎えに来てくれて……
「素敵な“どれす”だ。君にとても似合っているよ。
こちらでは俺は選びきれなかったけれど……向こうに帰った時は全て俺に用意させてくれないか?」
「帰ってからも式を挙げるんですか?」
「当然だ。幸達にも見せつけてやらないとなー」
「ええっ?見せつけるんですか?」
「ああ」
真剣な顔の信玄様に、ついつい私も笑ってしまう。
「あ、でも佐助君……わざわざ付き合わせて申し訳ないな……」
「大丈夫だ。あいつにも参加してもらうから」
「え?」
「ほら、見てごらん」
信玄様が私の後ろを指差すと、、、
そこには……