• テキストサイズ

~貴方とずっと~ 私的【イケメン戦国】

第3章 買物



「だいたい、なんで俺の名前はいつも謙信と一緒なんだ!?」

そう、よく見ると私が会った武将達は皆、一人の名前で一冊の本になっている物が多い。
幸村だってそうだ。なのに……


「あ!でもちゃんと信玄様だけの本もたくさんありますよ…………」

でも……やっぱりどの本も、熊みたいにゴツく描かれているなぁ……

こんなに格好いいのになーーー
なんて、信玄様の顔を見ていたら

本を顔の横にあてて
「どうだい?本物の方が良いだろう?」


パシャ




へ?パシャ?


佐助君が信玄様の写真を撮っている!?


「感動だな。これを書いた作者も出版社も、まさか本人が手にするなんて思わないよな」


「ま、そうだなー」

「確かにっ!あ、私も記念に撮ってー」
「次は俺も撮ってくれ」
「オッケー」


「……なにを、とるんだい……?」

「写真ですよ!後で説明します!信玄様はそのままポーズをお願いします!」

「ぽ……ぽおず……?」



静かな本屋で大の大人3人がキャッキャッと騒いでいるのは、さすがに気がとがめて……すぐに撮影会は止めたんだけど……

佐助君……生き生きしてたなぁ……





/ 152ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp