第10章 ダイニノヒメ…アラワル
松本サイド
大野さんの綺麗な指が俺の素肌を撫でる。
そんなに…
ニノが大切なの??
ぐっと唇を噛み締めてる大野さん。
……後で、マネに報奨金渡さなきゃ。
ある日、ニノがたまたま俺のマネの送迎車で帰った。
その時、ニノが腰に激痛が走ったらしく…慌てて車を停車して軽いマッサージをしたらしい。
後部座席で激痛に耐えて寝てるニノに乗る俺のマネ。
アノ声は、マッサージしてるときのやつ。
そして、キス写真は…ニノが寝返りを打つ為にマネに抱きついた瞬間、俺が偶然にも撮ったもの。
「あっ…んっ…」
大野さんの指が俺の乳首に触れる。
思わず出るコエ…。
ふーん?。
大野さんって…こんなふうにセックスするんだ。
雅紀とは違う…しなやかな指使い。
首筋に大野さんの唇が触れる。
ビクン!っと体が反れる。
「…辛い思い、させて、ごめんな?」
「っ、お、おのさんっ…」
大野さんが俺の勃ちあがってるモノに手を伸ばす。
先端をクルクル回され…
溢れ出てる愛液が下着を濡らす…。
「あっ…まっ、て」
「…忘れさせてやるから。こんな可愛い松潤を、泣かせた奴…許せない」
「あんっ…お、おのさんっ…」
「足…拡げて?可愛いチンポ…見せて?」
……うそ。
大野さんって…こんなに雄になるの??
いつも眠そうにしてるくせに…。
ニノの事になると…人が変わるんだ…。
……ニノ?
愛されてるんだな?
「……もう、いい、からっ」
「…よくないだろ?こんなにドロドロになってんのに…出したいんだろ?」
「っ…雅紀にっ、出してもらう、からっ」
「…相葉ちゃんじゃ、満足してないんだろ?俺の次は翔くん?」
「…へ?」
……見透かされてた???俺の…嘘?
「…ふふっ。ニノはね?俺らの事しか好きじゃないの。こんな小細工しても、意味ないよ?」
そう言いながらも…大野さんの手は俺のモノを擦ってる…。
「あっ…んんっ…お、おの、さんっ」
「まー。これは2人の秘密な?ニノは大切だけど、松潤も大切だから。ほら…だしな?」
「あっ、んんっ、で、るっ、いくっ…」
……気付いたら。
大野さんは居なくなってた。