第8章 ヒメ…ナミダ
「あんっ…んんっ…」
大野さんに抱かれながら…
あの二人もこんな事してるんだよな、とふと思う。
「っく!ニノっ、締めんなってっ」
「んんっ、だっ、てぇー」
俺のナカに挿ってる大野さんのおちんぽがぐんっ!と大きくなる。
第2の部屋は解約した。
もう…必要ないから。
セックスする時は大野さんと翔ちゃんのどちらかの部屋。
あの部屋は…色んな思い出達があり過ぎて辛かった。
大野さんのドロっとした精液が俺の体内にドクドクと入る…。
「あんっ…」
「はぁー、今日もいっぱいしたな♡」
おちんぽを抜きながら俺の背中にキスをする大野さん。
「ん…きもち、よかった?」
「当たり前だろ?ニノん中最高だよ♡」
「…他の人のおちんぽも入るの、に?」
「ばーか♡それでもいいから!今は俺の事だけ考えてろ?な?」
大野さんは…とにかく優しく、激しく俺を愛してくれている。
あの二人が付き合い始めた頃…すぐ俺の異変に気付いてくれた大野さん。
あれだけ…潤くんを想ってオナニーとかしてるのを知ってるから。
泣きそうになってる俺を何も言わずに抱いてくれた。
けどこんな俺が大野さんだけに満足するはずもなく…。
俺らの関係をすぐ悟った翔ちゃんが…
相談に乗ってくれて…その夜…泣きながら抱かれた。
「智くんと付き合っててもいいから。俺はいつでもニノの味方だよ?」と…ズルい俺は翔ちゃんも大野さんも手放さなかったんだ。