第5章 ホンリョウハッキ
キッ!と相葉さんを睨むも遅し…。
すでに翔ちゃんが俺の格好を見て
…鼻血を出してる。
「…だ、いじょうぶ?」
「っ…ら、いりょう、ぶっ」
ティッシュを鼻に詰めながらも
翔ちゃんは俺の格好をチラチラ見てる。
「来た途端鼻血って!笑。」
相葉さんが当たり前の様にビールを
取ってくる。
「あ、たりまえだろっ?!
いきなり目の前にっ!こんな可愛い
ニノが居たら!誰でもびっくりするわ!」
翔ちゃんが後頭部をトントンしながら
ビールを手に取る。
「…か、わい?」
「へ?」
「…お、れ。かわい?」
モジモジしながら上目遣いで
翔ちゃんを見ると…
片方の鼻から又鼻血…。
「可愛いに決まってるじゃん♡
こんな格好似合うのはニノちゃんだけだよ♡」
相葉さんが俺の隣に座る。
「翔ちゃん」
そう言って急に真剣な顔つきになった相葉さん。
「ふぁ、い?」
まだ鼻血が止まらない翔ちゃん。
「…俺ね?ニノと、セックスした」
ポンッ!と音が出た様に翔ちゃんが
鼻に詰めてたティッシュが飛んだ…。