第5章 ホンリョウハッキ
「で?何でもするって言ってたよね?」
相葉さんがニヤリと笑う。
契約成立した…後のサインとか
何とか口実で深い口付けが交わされた。
その後に相葉さんがさっきの俺の言葉を
思い出したらしい。
「……ぃ、ったよっ」
「やった!♡ニノちゃんが俺の言いなりに
なるんだ♡」
「……っ!むちゃ、ぶりは…すんなよっ」
「えー!むちゃぶりも入れての絶対服従じゃん!♡」
……嫌な予感。しか、ない。
「……やだ」
「NO!は通用しません♡はい!これ着て
キッチンにレッツゴー♡♡」
……く、そっ!!
馬鹿にこんな仕打ちに合うなんて!!
って…言いながらも。
渡された紙袋を持ってキッチンに行く俺…。
中身を恐る恐る見る…と。
「……どっからこんなの手に入れたの?!」と…思わず叫びたくなる。
コスプレだった……。
けど……ワクワク。キュンキュン……。
ここに相葉さんが居て…
俺をいやらしい目で見て…
テレビからはえっちな動画が流れて…
この部屋は…セックスするための部屋。
何をしてもいい部屋……。
ここを相葉さんに突き止められたのは
予想外だったけど…。
この部屋で…
人の温もりを感じれるなんて。
オモチャじゃなく、
ホンモノのおちんぽをいつでも挿れられるなんて…。
相葉さんの要求に文句を言いながらも
期待してる俺が怖い……