第2章 ドキドキ
「………」
俺のとんだ告白に
さっきまで不機嫌な潤くんが
オドオドし始める。
そ、りゃぁね?俺だって!
突然過ぎたと思いますよ?!
けど……けど!
「……じゅ」
「……ぷはぁー!!」
……え?
いき、してなかったの??
「っ……セックスしたいって……
本気?」
本気も何も……
好き同士で付き合う様になったんだから…
そういう行為は……したいに、決まってるよね?
「……じゅ、んくんは、したく、ないの?」
「…っ……」
「……そ、うだよね?
女のコじゃないもんね?ごめんなさい
……さっきの、わすれて?」
やべ。泣きそう。
「俺が!好きになったのはニノだよ!
女じゃねぇー!ニノなんだよ?!」
「……じゅ……」
「……傷付けたく、ねーんだよ!」
「………」
「男同士、だから、さ?ニノの事、
大切にしたいんだ…」
俺だけじゃ、なかったんだ……。
潤くんも…俺とセックスしたい、って
思ってくれてたんだ……。
「……そっか。そう言う事、考えて
くれてたんだ?」
「当たり前だろ!
好きな奴が側にいんのにさ?
手も出せないんだぞ?どれだけ我慢してたかっ」
可愛い。
イケメンが真っ赤になってる。
「…我慢……しないで?
俺だって……潤くんと……
したいもん……」
そう俺が言うと……
イケメンドアップで……
二人の唇が重なった。