第2章 ドキドキ
俺がそう言い返すと
深いため息……
何??
そんなに…俺の格好おかしいの??
あっ。
だから…潤くん、俺に欲情…とか、しないの??
なんか……急に泣きそうになる。
「……あのな?さっきの態勢!
どう見てもお前が翔さん襲ってる様にしか
見えなかったんだよ!」
……と。
「……は?」
「そんな胸元開いた服きて
…翔さんの顔見てなかった?!真っ赤にさせてたじゃん!その視線の先は……」
「……さき、は?」
「……っ。胸だよ!!」
「……は?胸??」
「そんな!ヨレヨレ着てたら嫌でも目に入るだろ!」
……真っ赤??
翔ちゃん……真っ赤に、あっ。してたわ。
「俺だってまだ見てねーんだぞ!!
それを!人の恋人に見せてたら、そりゃぁ、相葉さんだって泣きたくなるわ!」
……あっ。
相葉さんが、泣きそうだったのって……
「……じゅ、んくん」
「分かった?!少しは自覚しろよ?
もうニノは俺の恋人なんだからな!」
「……っ」
わぁー。
イケメンさんの顔が真っ赤になってる!!
ついでに…俺もだけど!!
胸……見てないって……
俺の……膨らみもないおっぱい。
見たいのかな……。
「……じゅ、んくん」
「…なに?!」
「……セックス。したい」
……突然の俺の大胆な告白に
イケメンが固まった。