【Harry Potter】 Missing Heart
第17章 ホグズミード村
子どもたちとの前に現れたのは闇の魔術に対する防衛術を教えるルーピンだった。
ルーピンも学生に人気のある教師だ。そのルーピンの登場にも子どもたちも笑顔が
こぼれる。ルーピンも椅子に腰を下ろし話の輪に入る。
(何でルーピンがを””呼ばわりしてるんだ。)
例の雑誌の以来、スネイプはが他の男と話をしていると妙に気になることに気づいた。
もちろん、その感情の理由も分かっている。もう3ヶ月ではホグワーツに来てから1年。だが立場上、その感情を理解はしていても認めることは出来ない。
「セブルス!」
その声で我に返る。顔を上げるとルーピンがスネイプに手を振っている。
「何だ、ルーピン。」
仕方なしに歩を進めるとルーピンがニコニコしながらこういう。
「ねえ、そろそろをホグズミード村に出してやってもいいんじゃないの?」
「ホグズミード村?」
「そう。たまにはも気分転換しなくっちゃね♪」
どうやら話はホグズミード村にある新しいケーキ屋の話で盛り上がっているらしい。
「ふん、まぁ。いいだろう。だが、あれは保護者のサインが必要・・・」
とスネイプが言いかけるとルーピンはポケットからニンマリと笑いながら1枚の小さな
羊皮紙を取り出した。
「もうは大人だしねぇ。本来はいらないと思うんだけどね~、でも融通の利かない君だから事前に取っておいたよ。ご両親のサインと校長のサインもね。後はの保護監である君が書くだけだ。」
(なぜ、貴様がそこまでやっている・・・)
と思いながらルーピンの手からひったくるように取るとスネイプは杖で軽く羊皮紙を叩くとそこにサインが記される。
「オーケー!セブルス。じゃ、早速今から行こうか!」
「は?今からだと!?」
「・・・何を言ってるんだよ。セブルス。今日は土曜日だよ、午後から夕方の6時までホグズミード村に行けるじゃないか。」
「確かにそうだが。」
「もちろん、君も行くよね?セブルス。」
「私は忙し・・・」
「何を言ってるんだよ、授業も何も持っていない君が何を忙しいんだっての。」
そう言ってルーピンはスネイプの背中を押す。