• テキストサイズ

【Harry Potter】 Missing Heart

第17章 ホグズミード村


「君の専門の魔法薬学の教科以外の研究事項を彼女に教える必要はない。あくまで教科書の内容の通り教えれば良いのじゃ。無論、公正を期するために定期試験や課題レポート提出はそれぞれ専門の教授の評価を受けてもらう。魔法薬学以外に教科書の改訂が行われた場合や君に指導が困難であると判断がされた場合、それぞれの専門の教授からのバックアップやアドバイスが入る。」


(とんでもない人事異動だ)


「無理であれば1年ごとの進級、場合によっては留年でも構わぬのじゃ。」


“留年”の言葉にぴくりと反応する。ダンブルドアはスネイプの性格をよく知っていた。
言葉を失うスネイプにダンブルドアは続ける。


「を早くここから卒業させてやるには、この方法が一番なのじゃよ。紋切り型の授業では7年以上かかってしまう。」


それを聞いたスネイプは渋々了承した。


「それでは各教授の部屋にの進度表を表すホワイトボードをつけるとしよう。君がチェックを入れれば自動的に他の教授が一目瞭然で分かるようにしておく。」


その他にも細かい打ち合わせが入り、結局午後1時に行ったスネイプが校長室を出たのは午後の2時だった。


(どうしたものか。)


外はうららかに晴れており学生たちは思い思いの時間を過ごしている。
その中では他の子どもたちの中におりベンチに座りながら何か楽しそうに話している。
周囲にはスリザリン生だけではなく色々な子が集まっている。


(見れば見るほど若い教師だな)


不意に彼の中でホグワーツで勤めるの姿が目に浮かぶ。そんなことを考えながら庭を見ていたとき、急に彼の思考を断ち切る人間が目の前に現れた。


「やぁ、!今日は勉強じゃないんだね。」

「はい、今日はお休みなんです。ここで日光浴してました!」
/ 175ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp