【Harry Potter】 Missing Heart
第37章 未来へ向かって
そして次に出されたのはの日本での高校時代の成績表だった。
「・・・何でこんなのがあるんです?」
どれだけ超法規的手段を使うのだろうかとはいぶかしんだがスネイプはの成績表を見てフッと笑った。
「なるほど・・・マグルの学校では普通程度の成績であったようだな。」
「今、はっきり笑いましたね?」
高校時代の成績表を今すぐにでも焼却してしまいたい衝動には駆られたがじっと耐える。
「まぁ良い。で、君はどうしたいかね。」
どうしたいも、こうしたいも。そのような計画があるのであれば、その誘いに乗らない手はない。は魔法省と父親の噛んでいる計画に乗ることにした。
「魔法省の方に推薦状をお願い出来ませんでしょうか。」
「分かった。君のここでの成績だ、問題なく通るだろう。しかも日本のマグルの高校卒業をして日本の大学であれば拒否する理由もなかろう。」
そして1ヶ月後。は日本の某国立大学2年次への編入が決定し、ホグワーツ卒業後の入学が決定した。ホグワーツは9月に卒業し翌年の4月から日本での大学生活がスタートする。
日本の大学への入学決定の通知がされ、はスネイプの部屋で膨大な量の書類の手続きに追われていたある日の事。ブレイクタイムにスネイプはコーヒーを飲みながらに尋ねた
「で、君は卒業後の9月以降から3月までの半年間は何をしているのかね。」
「え~そうですねぇ。何しましょう、ホグワーツを飛び級で進級して忙しかったですし。以降も絶対に大変なので少し休みます。」
本当に私って勉強好き♪とは笑いながら歌っている。ここのところ重要なことが次々と決まりはややハイテンションになっていた。正直、卒業後の自分の姿が想像が出来ないのだ。
「そうすると君はマグルの世界に戻ってしまうのだな。」
それを聞いたは現実と向き合う事になった。卒業ということはもう2度とスネイプとは会う事はないのだ。とスネイプにもプライベートの時間はあるが物理的にも時間的にも会う事はなかなか難しい事になる。