• テキストサイズ

【Harry Potter】 Missing Heart

第34章 失いたくない気持


一人の魔法使いがスネイプの所に立っている。


「お父さん?」


そこに立っていたのはの父親のリョウだった。そして全てがブラックアウトしたかと思うと次に現れたのは聖マンゴ魔法疾患傷害病院の初療室だった。

「輸血を急げ!全身の血を入れ替える。」

はっきり聞こえた声はそれだけで、それ以外は殆どぼやけて聞こえない。

「Dr、なぜこんな死食い人を・・・」

スネイプの助命に異を唱える癒者達、だがリョウは叫ぶ。

「彼を助けて全てを聞き出さないと全ては闇の中に葬られるぞ。それでいいのかね?全てを聞き出してアズカバンに送るなり何なりすれば良い。何よりもダンブルドア校長が彼の助命を願っている。」


そしてまた場面が切り替わる。場所は病室のようだ。

「・・・あなたは何て危険な仕事をしていたんです?」

「全ては私の自己満足ですな。」


リョウが目覚めたスネイプに話しかけている。全てはハリーポッターの証言とダンブルドアの証言でスネイプがダブルスパイをしていたことが証明された。

だがスネイプは命が助かった事に対しては後ろ向きだった。


(いっそ死んでしまえば楽であったものを)


「闇の時代は終わりを迎えた、私もほっとしていますよ。あなたが私の娘を助けてくれたのと同じだ。」

リョウは目を閉じていう

「・・・私には一人娘がいましてね、しかし魔法力を持つ事はなかったため今はマグルの世界で生きています。闇の時代が続いてマグルが迫害される事があれば我が娘も無傷では済まなかったでしょう。今は日本のハイスクールに通ってますよ。」


そして再び場面は転じ、スネイプはホグワーツ校長室に立っている。それはが保護された日のホグワーツでの出来事だった。
/ 175ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp