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【Harry Potter】 Missing Heart

第32章 コーヒーブレイクタイム


「何でって・・・、が来た時。右も左もおろか魔法界での服の着方すら分からない状態で来たのだ。当然、最初はプライバシーなぞ存在しない。一つの部屋の中で共に生活をしていたのだから生活パターンは把握している。」

「・・・まさか、君が服の着方を教えたんじゃないよね!?」

「アホか貴様は、服は副学校長が教えた。」

「ほっとした。」

「そこまで君が教えたら、ある意味で人権侵害だよね。」

「入学前は殆ど、その常に”人権侵害”の状態だったのだが。」


スネイプはとの関係は絶対的な守秘の奥に隠している。ルーピンにも恐らく校長にもその事実は知られてはいないだろう。二人のプライベートな関係は最小限にとどめられている。もちろん、実際はとどめられているという言葉には語弊がある。正しくは膨大な量の授業量と課題が圧迫をしてプライベートな時間は持てないのだ。結局、との関係を
持ったのはあの1回のみであり、その間は1年以上のブランクが空いている。スネイプはが休息をとれるように時間割を組むのに四苦八苦しているくらいなのだから。


「本当に君はこの世界でのの保護者だよねぇ。」

「それは、どうかね。保護監であるが。」

「君がを見ている時は優しい目をしている。」

「そうかね。」


スネイプの口から否定はない。何か言われるたびに否定や弁明をしていた男が今ではこうして流す事を覚えている。ルーピンはその変化にスネイプの心の成長を感じていた。


(自分を受け入れてくれる存在を得たってことだね。)


もはや彼にはリリーエヴァンズの影は感じない。スネイプが一度ナギニの毒で命を落としかけたことは既にホグワーツの教師の間では知られている。そしてそれを救ったのはあのDrリョウとだということも。

二人の間でどのような交流があったかは想像の域を出ない。
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