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【Harry Potter】 Missing Heart

第32章 コーヒーブレイクタイム


コーヒーブレイクタイム




はまた無事飛び級試験で5年生へと進級した。

そしてO.W.L-Testがある。
標準魔法使い試験といい要はマグル的に言えば標準学力試験である。


だが、この試験にはある意味で教員たちにプレッシャーがかかる。試験は絶対評価制で
いわば、教員たちの影の”成績表”でもある。標準試験なのだから、どの学生にもソツなく
パスしてほしいというのが教員たちの切なる願いである。

無論、魔法薬学を教えていたスネイプも通年。ポーカーフェイスを通しているものの内心は自分が評価される、この試験に神経をとがらせていた。

だが、が入学して以来。その重圧からは解放されていたが代わりにに対する評価が自分の評価となっており正直、気は休まる暇もない。


「今年はもO.W.L-Testだねぇ。早いねぇ入学3年目で5年生と6年生をカバーするんだからね。」

「7年生はさすがにそうは行かんがな。」

「・・・セブルス、さすがに7年生の最高学年くらいは学生らしく過ごさせてやろうよ。恋とかさぁ。」


ルーピンは意地悪く”恋”という言葉を取り出した。


「フン、この子どもの園でどうやって大人が恋をするのかね。」


ルーピンはそれには答えない。ぼんやりとスネイプと共に教授室のベランダでサーモマグのような入れ物にコーヒーを飲みながら思索する。


「考えてみればこの“学校”と組織って不思議な空間だよね。大人になりかけの思春期の子と完全な子どもが入り交じって勉強してるんだもんね。」

「そうだな。」


同意するスネイプにルーピンは少し驚きながら思う。

(少し丸くなった・・・?)

「ところで24時間、君と共にいるは今日はどうしたんだい?今日の授業は?」

「今日は午後は全休にした。今頃、ベッドの中でゴロゴロしてるだろう。」

「・・・何か僕。今、聞いちゃ行けない事を聞いた気がする。何でプライベートの時間まで君、把握してるの?!」
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