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【Harry Potter】 Missing Heart

第27章 大人のキス


タイマーをかけて机に伏せて寝る。自習時間にスネイプが教室を訪れることは殆どない。
が、この日はたまたま。どういうわけか彼がの仮眠中に教室を訪れることになる。


すーっ。


教室に入ると軽い寝息が聞こえ、タイマーがセットされている。


(仮眠か。)


そのまま教室を出ようとしたが、の眠っている姿をまじまじと見てしまい目が離せなくなってしまった。そしての横に座りじっと見ていたが、やがてタイマーが鳴りが目を覚ました時。

は寝ぼけ眼のままスネイプが横に座っていることに気づく。

「あ、こんばんはです。」

さすがに疲労の色は隠せない。はぼんやりとしたまま、再びノロリと教科書を開き
レポートを書き始めるが、不意に後ろからふわりと抱きしめられた。


「ふぇ・・・?」


寝ぼけ眼で情けない声を出している。


(暖かい。)


一瞬、睡魔に意識を持って行かれそうになったが、その直後には一気に覚醒する。


「そのまま続けても大してはかどらぬだろう?」


その後にキスをされた。しかもこの間のような触れるようなキスではなく深くむさぼるようなもの。


「んっ、待っ!」


と言いかけるがそれを許さない。は呼吸が出来ず苦しい中で不思議な快楽を感じる。
やっと彼が口を離したところで

「息くらいしたらどうだね?」


とスネイプが笑う。はゼイゼイと息を継ぎながら

「ちょっ!人が勉強している時に何てことをしてくれるんですっ。」

「あいにく今は授業中ではないのでね。自由時間だ。」

「苦しいじゃないですかっ」

「息くらいは出来るであろうに。もしかして経験がそんなにないかね?」

とくつくつ笑う。が、以降に続いたのはの衝撃発言だった。

「私のファーストキスはこの間のあなたなんですけどっ。」

「なっ?」

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