【Harry Potter】 Missing Heart
第27章 大人のキス
大人のキス
冬休みが終わり、再び忙しい日々が戻ってきた。ダンブルドアからは冬休みに戻ってきたに
「スネイプ先生の命を助けてくれた。」
ととても感謝をされた。
そしてスネイプはマグルの病院での治療後に体調は全快し、以前はナギニの毒を封じ込めるために飲んでいた魔法薬からも開放され元気になっていた。
「顔色良くなられましたね」
とがいうと
「おかげさまで。」
とスネイプがから目を逸らせて呟く。
だが、体が元気になると一つ困ることが起きた。それはに対する思いが増えていくと
いう精神的な辛さが増えた。
そして久しく遠ざかっていた若い時の欲求が戻ったということ。
「思春期のガキか私は。」
幾晩彼はひとりでに対する思いをやり過ごしてきたことか。今やとは全教科を教えている都合上、一日中顔を合わせている状態。授業中は自制を利かせることが出来るが授業が終われば、時としてそれを抑えるのが難しい時がある。
だが彼は自分に言い聞かせている。に対しては卒業までは最後までは関係を持たない、と。
教師としての勤めを引き受けたからにはを卒業させるのが本分である。相手が大人だろうが、それは変わらないのだ。
「今日の呪文学は348ページ。」
とスネイプの部屋の隣に新たに設けられたのは授業用の教室。黒板には彼の手で神経質そうな文字が次々と書き込まれ、が板書を写し取っていく。そして解説がされ、必要に応じて実技がその後に行われる流れだ。
時間割は一般の学生の1.5倍のコマ数が組まれていて、他の学生が授業は4時までとなっているがの場合は6時まで組まれていて授業終了の30分後には夕食となる。そして
9時から11時までは自習と提出課題をこなす時間。今でこそスネイプの部屋ではこの時間は過ごすことはないが、勉強は基本的には教室と図書室以外ではしないことにしている。そのため深夜まで教室の明かりが消えないことがしばしばある。
すると自然、疲れてくるためは自習時間に30分程度の仮眠を取ることにしている
(さて。今日は今から30分寝よう。)