【Harry Potter】 Missing Heart
第26章 目覚め
「君はきれいだな。」
「え…?」
「あの学校の制服とは違うからそう見えるのかね。」
「誉めても何も出ませんよ。」
学校では見せない柔らかいの微笑みにスネイプはの本来の姿を見たような気がした。
「さて、今日はしばらく入浴されてませんから体を拭いていきましょう。」
はカートに乗せてあった、熱い湯をタオルにつけて絞りスネイプの体を拭いていく。彼はに”全て”を見られるのは抵抗があったが体が言うことを利かないため、なされるがままにされている。
「君が新課程の授業に全く抵抗を示さなかったのは、こういうことなのだな。」
「別に私は男の人の裸も見慣れているので正直、何ともないんですよ。」
「ふーん。」
それはある意味で自分が否定されたような気がして寂しい気がしたが
(仕方ない・・・か。)
とも思う。が次の瞬間に彼はから耳を疑うようなことを言われる。
「では今日からトイレに行ってみましょう。尿の管を外しますよ。」
「ん!?」
裸にされていても気づかなかったが自分の下半身に管が通されていることに気づき
半ばパニックになる。
「これは・・・」
「ああ、これは尿の量を計測するために膀胱の中に長い管を留置してるんです。もう要らないのではずしますね~。」
(外す・・・?とは?どうやって?むしろどうやって入れた?)
彼の中で数々の疑念がわき起こる。
下半身がそのまま出たままでが何やら水らしきものを管から抜き取ると次の瞬間に背筋がゾワリとする感覚が走る。思わず久しくない感覚に襲われウッと声が出る。限りなく恥ずかしい感覚に襲われる。
「ハイ、終わりでーす。」
そして下着を元に戻しパジャマをあげる。
「ちなみに聞くが、この管を入れたのは君かね?」
「そうですよ。」
「・・・・・・。」
「意識がない状態で良かったですね。意識がある状態でも入れますが結構辛いみたいですよ。」