【Harry Potter】 Missing Heart
第26章 目覚め
あっけらかんとした様子にスネイプは頭痛がしてくる。
(この娘に”寝た子を起こす教育”をしたとしても動じない理由が分かった)
そして同時に、
(マグルの病院で診てもらうのは、これで最後にしてもらおう)
と心に誓ったという。
(自分のナニに管が入るとは夢にも考えたことがなかった。)
この恥ずかしい経験を契機に彼は何かが一気に吹っ切れ魔法薬学の新課程を教える自信がついたという。
はスネイプがそんなことを考えているとは露にも考えていない。文化と手法と理論の違いの恐ろしさをスネイプはまざまざと自覚したという。
その後、彼はどうやって尿の管を入れたのかが気になって仕方なかったために聞いたところ、これまたあっけらかんと1冊の本を手渡された。
”臨床看護技術ガイド”と書かれている。そこでページを指し示されて読むと
(本当に意識がなくて良かった。)
と思ったという。意識がある時に入れられたらと思うと羞恥に堪えないだろうと。