第9章 理由 旧双黒※R15
歳は16。
まだ多少幼さを残す三人を見て男達は眉を顰める。
暫く歩き続け一つの大きな重圧感のある異質な白い開き扉の前へ三人は立った。
薄小豆色のストレートを肩で切り揃えた少女はゆっくりと腕を組み直すと右側にいた太宰を軽く引き、自分の居場所と交代させた。
引かれるがままに場所を交代した太宰は天井を見上げ。
「はぁぁぁやる気出ないなぁぁぁぁぁぁ」
「黙れよ、首領からの指示だ仕方ねェ....俺だってやる気なんか起こるかよ....!!」
グダグダとまたもや愚痴を零す二人を見ながら少女は右耳へと滑らかな薄小豆色の髪を掛ける。
「終わったら私の奢りでイイトコロ連れて行ってあげようかと思うんだけれども」
「「やる気出た」」
「よかった」
ケタリと浅く笑う少女に彼女を見て楽しげにニヤつく二人。
「勝算は?」
「レイがいて俺もいるのにそれ聞くか?」
「まあ異常事態を含めても99%かなあ」
「なら問題ないねえ」
太宰がそう呟けばレイはゆっくりとその重々しい扉を開いた。