第9章 理由 旧双黒※R15
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「首領、なんて言うかなあ」
「首領はレイに甘いから音声録音機(ボイスレコーダー)渡しとけば納得してくれるよ」
「そういや電源切ったのか?」
「忘れてた」
「まぁ、任務完了を伝えたらそれ以外の報告は戻ってからって言う辺り首領はわかってるんだろうねえ」
「あぁ」
太宰の前には蟹、中也の前には多量の肉、レイは両方をバランス良く(食材の時点でバランスは良くない)食べ勧めながらそんな会話をしていた。
「それで今日はどうしよっか♡」
「えぇ....今日はそういう気分じゃないんだけども....」
「レイの部屋でいいだろ」
「いい加減二人相手はキビシイのに気がついてくれないかなあ....」
はぁ、といかにも迷惑そうに顔を歪ませるレイの髪を片手間に弄びながら太宰はふふん、と楽しそうに微笑む。
「中也がいるのは癪だけどレイがかわいいからねえ」
「そういや姐さんがメイド服なんか持って来たなァ....着せてみるか」
「おっいいねえ」
「なんでこの状況で話が進むのさ....」
げんなりとした表情で今だカチャカチャと細かく切り刻んだ肉を口へと運ぶレイ。
そんな彼女に先に食べ終えた太宰がするりと彼女の頬を撫でる。
「ふふ...」
「まだたべてるっ!それに相手するなんて言ってなぁっ....やめ、ちょっ....!!」
「おい貸切にしたからって何手ェ出してんだよずりィ」
「は、ふ、んん、やめ...っ、てってぇ...!」
「ベッドじゃないところでっていうのもまた一興だよねえ」
「まぁな」
あっという間にフォークとナイフは奪われ無造作に絨毯へと落とされた。
食べ終わった二人に身が悶えるような熱い接吻を早急に繰り返されなす術なく二人の言いなりにされるのであった。
(思春期男子二人も相手にして大変だろうねえ...エコーロケーションのためだけとはいえ二人をつけたのは間違いだったかな....首領命令と称して明日は休ませてあげようか...二人のやる気を引き出してくれるのは彼女くらいなものだからなあ....それにしてもあの二人に二股かぁ....かけさせてるのは二人の方みたいだけど....)