【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第44章 呪術廻戦✿真人「人間の女の子」
夏油がいうには複雑なかたまりだということ。
肉体は魂(感情)の容れ物という持論を持っていたが、結局、真人は問いに答えられなかった。ただの遊び心なのに完結することが出来ず、人間への興味が赴くままに夜の街へと繰り出すことにした。
『攫うにはちょっと騒がしいかな』
親玉の夏油にはなるべく騒ぐなという言い付けがある。それ以外は何してもOKという決まりだから改造人間を造ったり、気の向くままに自由に人間をあざむきたぶらかし殺す呪いの本能として成長してきた。
人気の少ない公園。
目線の先にはイチャイチャと夜の街でも見たような男と女の若いカップル。
『………。あっは♪』
真顔で見ていたがルンルンとした足取りで背後からひょっこり姿を出し、女の肩を抱き寄せ、男の頭には手の乗せる。
"無為転変"
「っえ……? きゃぁ あ あ ぁ あ あ ぁ ぁ!!!!!」
『あはは。ホント人間の女の子っていいリアクションするよね』
恐怖に満ちた絶叫は堪らなくクルものがある。これこそが呪いの本能。声にならない声を上げ、先程までイチャイチャしていた男の見た目が醜くなっただけで怯えて腰を引く。
「ひッ ぃいいいい」
呪いが視認できない女は何故、自分の体が動かないのかと更に喘ぐような悲鳴を上げる。
『あーあ。もういいよ。それ聞き飽きちゃった。お口にチャック』
「はっぐヴッ!?!?!?」
『ここまでされて見えないとか君、才能ないね』
男の方は手のひらサイズに小さくして体内にストック。女の方はベンチ裏の芝生まで引きずり込んだ。
「っ、……ヴヴッ、ヴ~~~ッッ!!!」
『騒ぐ口もないのに必死。先にイッたら楽に殺してあげるから俺とゲームしよ』
挿入は慣れたものだった。広げた膣口に股のあいだに生えた異物を挿し込んで腰を前後に打つ。地べたに組み敷かれている女は見えない異物に犯されている恐怖に涙を流し、溺れ、呆気なく絶頂するとビクビクと悦んだように体を跳ね上げた。
『だらしないカオ。大好物の逸物に犯されてよっぽど嬉しかったんだね。俺を感謝を……──ん? どうやら新しい来客が来たいみたいだ』
適当に片付け終わると入れ違うように新しいカップルの気配が近付いてきた所だった。