【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第43章 呪術廻戦✿禪院直哉「性悪男」
「お前それ、アレに決まっとるやろ」
アレとは何か。は口が達者な直哉が教えてくれるまで口を開かず待っていると、唾液の使い所を唖然としながら答えてくれた。
「だからアレや。カサカサより滑り良かったら気持ちええやろ、それと一緒。ソフトクリーム食べるみたいにソフトに舐めるんや」
「ソフトに……」
「冗談でも歯立てんなよ」
舐めるだけなら歯は立たない。視野が明るくなった布団の上で改めてみると剥き出しの頭、スジや血管が異様にグロテスクに見えて目を閉じて握る。
「目閉じんで見ろや」
「み、見た目が……」
「立派な〇んこやろ。男は皆ぶら下げてんで」
(気持ち悪い……)
興奮して勃起されて嬉しかった覚えはあるが、冴え渡らない寝起きの頭で勃起を見ても感想が出ない。目を開けと言われたので薄目の状態で顔を近付ける。
「なんちゅう顔しとんねん。〇んこ嫌いか」
(なに言ってんだこの人……)
「そんな気色悪い半目開けた状態で舐められたくないわ。もうええ、普通に目ぇ瞑ってしゃぶれ」
(うーん。結局しゃぶらなきゃならない運命か……)
は我慢している膀胱を引き締め、我儘な直哉の雄の象徴に舌を伸ばす。小さく出した舌でチロチロと舐め、ソフトクリームを舐め取るイメージで動かす。
「舌全体使え。アソコもねっとり舐めたやろ」
「………」
硬く舌先だけを出していた筋力を弛緩させ、舌の表面積を十分に使ってベロッと舐める。緊張してた時よりも唾液が自然と出てきて、濡れていく竿を繰り返し刺激した。
チロ… ピチュッ…
(ううっ、自分の口から出ている音だと想像したくない……)
鼓膜を疑いたくなるような滴る水音。ただ舐めているだけなのに我慢している膀胱がムズ痒くなってきて、昨晩の激しい行為を思い出してしまう。
ヌヌッ… ピチッ ピチャ…
下半身の熱を帯びるのを感じながら頭の上に手を乗せられ、上目遣いを向けると直哉は発情した目をギラリと光らせていた。